Köppen climate classification

ケッペンの気候区分

ドイツの地理学者の「ウラジミール・ペーター・ケッペン」が「植物の分布」に着目し、分類をしたものです。
簡単に言えば、特定の地域の木々や植物を見て、その地域の植生と気候の関係を理解し​​ました。両者の密接な関係を見つけることにより、異なる気候をその特徴的な特性とともにグループに分類したチャートを作成しました。
気温と降水量の特定の値を選択し、それらを植生の分布に関連付け、これらの値を使用して気候を分類しました。
分類の仕方は、アルファベットの組み合わせなので理屈が分かれば簡単です。

先頭の大文字

気候は大まかに5つに分けられており、赤道から北極や南極にかけてABCDEとなります。
A:熱帯
B:乾燥帯
C:温帯
D:冷帯(亜寒帯)
E:寒帯
要は熱い順です。

大文字が続いたとき
T:Tundra ツンドラ
F:Frost 氷雪
W:Wuste 砂漠
S:Steppen ステップ

後ろの小文字

m:mittelform 中間
w:winter 冬に乾燥
s:summer 夏に乾燥
f:feucht 湿潤

気候区分の分類

【AfとAm】熱帯雨林気候
一年中を通して降水量が多く、気温が高く熱帯雨林が広がる。多種類の常緑広葉樹が広がりすぎて植物が生えすぎて地面にはほとんど日が当たらない。
キーワードは、焼畑農業、セルバ、ジャングル、ブラジル

【Aw】サバナ気候
冬に乾燥する。雨季と乾季がハッキリしている。雨温図を見れば一目瞭然である。乾季には、草は枯れ、木もほとんど落葉する。東南アジアではイネ、アフリカでは、さとうきび、綿花、コーヒー、の栽培に適している。
キーワードは、大型動物、ライオン、ゾウ、キリン、

【BW】砂漠気候
オアシスと呼ばれる川やわき水で、なつめやしなどの乾燥に強い作物を栽培する灌漑農業(水を引いてくる農業)が行われている。それ以外は砂漠が広がり植物は育たない。
キーワードは、オアシス、岩石土壌、塩性土壌、ワジ、サハラ砂漠

【BS】ステップ気候
丈の低い植物が広がる。モンゴルでは、ヤギ・羊・馬などの放牧で利用されている。
キーワードは、黒土、栗色土、ゲル、チェルノーゼム、ゲル、放牧、モンゴル

【Cfa】温暖湿潤気候
一年中を通して降水があり、常緑や落葉広葉樹が広がる。農地としての利用も盛んでイネ、トウモロコシ、小麦や大豆など。Cfbと比べて夏の気温が高く、これに属する日本の夏は暑い!そして夏と冬の温度差が大きい!
キーワードは、台風、ハリケーン、褐色森林土、日本、アメリカ、中国

【Cfb】西岸海洋気候
ブナやコナラなどの落葉広葉樹が広がる。肥沃で農業に適した褐色森林土が広がり、混合農業や酪農にも営まれている。高緯度に位置するが偏西風を受け、Cfaより夏が過ごしやすい。
キーワードは、ブナ、偏西風、ヨーロッパ、チリ、オーストラリア、ニュージーランド

【Cs】地中海性気候(温暖夏季少雨気候)
夏の乾燥に耐えるため、オリーブやコルクがしの樹木作物、いちじくやぶどうの果樹栽培も盛んである。夏は高温になるが乾燥、冬は比較的温暖で降水もあるので過ごしやすい。
キーワードは、地中海、リゾート

【Cw】温暖冬季少雨気候
常緑広葉樹、季節の影響を受け、夏に降水が多く稲作に適している。インドのダージリンでは茶の栽培に利用されている。
キーワードは、季節風、東南アジア

【Df】亜寒帯湿潤気候
エゾマツなどの常緑針葉樹が広がる。南部では落葉広葉樹も多く、小麦や混合農業に利用されている。Dwと比べると温帯に近く農業ができる。
キーワードは、針葉樹(タイガ)、モスクワ

【Dw】亜寒帯冬季少雨帰庫
カラマツを主とするタイガが広がる。ユーラシア大陸の北東部のみに分布。農業には向かずに、林業やトナカイの遊牧に利用されている。Dfと比べると寒帯に近く農業できない。
キーワードは、針葉樹(タイガ)

【ET】ツンドラ気候
夏だけコケ類や小低木が育つツンドラが広がる。冬は氷雪に覆われ凍土となる。夏だけ凍土が溶けツンドラとなる。
キーワードは、コケ、凍土、ツンドラ、バロー

【EF】氷雪気候
植物なし。一年中氷雪に覆われている。北極は土がないからケッペンの気候区分では無視されている。
キーワードは、南極大陸、昭和基地、グリーンランド。

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Difference between weather and climate

天気と気候の違い

気候 天気
定義 特定の時間(かなりの時間)に特定の場所で予想される平均的な状態を説明します。地域の気候は、大気、水圏、雪氷圏、陸面、生物圏の5つの要素からなる気候システムによって生成されます。気候は、指定された間隔での特定の場所での気象の変化を説明する統計的な気象情報として定義されます。 特定の時点における特定の場所の大気条件を説明します。天気は一般的に日々の気温と降水量の活動を指します。天気は大気の日々の状態であり、その短期的(数分から数週間)の変動です。
要素 降水量、気温、湿度、日照、風速、霧、霜、雹の嵐などの長期間にわたる現象が含まれる場合があります。 日光、雨、雲の覆い、風、雹、雪、みぞれ、着氷性の雨、洪水、吹雪、氷の嵐、雷雨、寒冷前線または温暖前線からの安定した雨、過度の熱、熱波などが含まれます
予報 30年間の気象統計の集計による。 気温、気圧、湿度、日射量、風速、風向などの気象データを収集する。
決定要因 30年間の気象統計の集計(「平年値」)。 大気圧、気温、風速と風向、湿度、降水量、雲量、その他の変数のリアルタイム測定。
期間 長期間にわたって測定。 短期的に測定。
調査 気候学 気象学
Summary
“Present and future Köppen-Geiger climate classification maps at 1-km resolution”. Nature Scientific Data. DOI:10.1038/sdata.2018.214.